子育てと家族と自分と…

雑多記事ですが、読んで下さっている方にも、有益な情報であったら嬉しいです。

水疱瘡の跡は長い目で見て

yumedokeiです。

 

今回は息子の水疱瘡の跡のお話です。

 

高熱がしばらく続いていたので、発疹は二の次にしていました。しかし、発疹は熱が出ている限り増え続けていたので、4日間のうちに息子の体はあっという間に発疹だらけ。水疱瘡なので当たり前ではあるのですが…。しかし、周りの子の親に聞くと「全身で10個くらいだったよ」とか「水疱瘡かわからないうちに終わっていた」なんて話だったので、果たしてうちの息子は水疱瘡だけだったのか、もしかすると水疱瘡から何か大きな病気を併発したのではなかろうかと、そのたび嫌な不安がよぎりました。しかし、その後の病院で、水疱瘡に罹りきった証拠なので大丈夫だと言われたので、そこでようやく安心することができました。軽く済んだ子のだいたいは予防接種を受けていたそうです。息子は水疱瘡の予防接種を受けていなかったので、抑制力がなくそのまま噴出し続けて、体中のありとあらゆる物を発疹という形で排出していたのかもしれません。実際、熱が下がってもしばらく燃え尽き症候群でグロッキーだったので、その後の2日間くらいはフラフラしていました。脱力感が半端なかったようです。しかし、救いはだったのが水分をよく欲してくれたことです。それがなかったら、救急車で運ばれていたことでしょう。

 

そして、それだけでは終わらないのが我が家のパターン!次に襲い掛かってきたのは、水疱瘡の発疹の痒みとの闘いでした。恐らく100個は軽く超えているであろう息子の発疹跡。大きさはさまざまですが、根が深そうな発疹もたくさんありました。そして顔も例外ではなく、オデコと口の周りに大きいのが2つ、そこだけは熱が出ていた時から注視していました。男の子とは言え、やはり顔は命!将来きっと女の子にモテたいと思う時期も来るだろうし、そんな時に「水疱瘡の跡」が原因で積極的になれなかったら本当に申し訳ないし、私自身も十字架を背負い続けることを考えると、何としてでも跡だけは残さないようにしようとずっとハラハラしていました。水ぶくれの状態から程よくカサブタ化してそこを上手に乗り越えられれば、後は自然の成り行きで癒えてくれるのですが、その経過には痒みが外せなかったりするので本当に厄介です。しかし、顔の2つの発疹は、大きいだけあってカサブタ化に時間がかかりました。そして、半分カサブタ化してきたかなと思ったところで痒みが襲い、無意識に掻き毟り、それを見つけた私→すかさずフラワーエッセンスクリーム(レスキュー用)を塗る→落ち着く→掻く→見つける→塗ると熱が下がってからの3日間は二人してずっとこのルーティンワークでした。それ以外の記憶はあまり覚えていません(笑)おそらく家事もおろそかだったと思います。

 

カサブタ化して1週間が経過した頃、小さなカサブタだった所はいつの間にか朽ち落ちて、目立たない小さな跡として落ち着きました。完全に目立たなくなるには、もうしばらく時間は必要だと思いますが、忘れたころにはもうキレイになっていると思います。問題の顔ですが、今は何とも言えませんが、カサブタ自身が小さくなっているので、跡も残ったとしてもそこまで目立たないと思っています。と同時にそうであって欲しいと祈っているのですが。顔以外の大きなカサブタの跡は、背中とおしりと膝の裏にまだ少し跡が残っています。背中とおしりは跡が消えるのに時間はかかりそうですが、場所的にあまり目立つ場所ではないので、じっくり治ってくれればと思っています。しかし、膝の裏に関しては、元々のアトピーがあるのと汗がたまる場所とあってか、なかなか思うように落ち着いてはくれません。起きている時も寝ている時も関係なく、癖のように掻き毟ります。トビヒの懸念もあるので、家にいる時は長めのズボンを履かせるようにして露出を防いでいるのですが、カサブタ化しそうになると掻き毟るのでなかなか完全なるカサブタ化まで到達してくれないのでもどかしいです。

 

アトピーの子が他の発疹を併発すると、その痒みはさらに倍増し、計り知れないものがあります。私は実際、その現象を目の当たりにして、本当に可哀想でそして何よりも何もしてあげられない自分の不甲斐なさに落ち込むことが多かったです。でも、私が落ち込んでいると息子もその気持ちを察知し、不安がって落ち着かなくなり、次第にまた掻き毟るようになってくるので、その時は「大丈夫だよ~、大丈夫だよ~」とマントラのごとく声に出しながら、自分自身にも言い聞かせ、なるべく平然を装うようにしました。そうすると、次第に息子の気持ちも落ち着きを取り戻していきました。子どもの精神状態は親の精神状態と比例するのだと改めて感じました。跡が残ったら子どもが可哀想だと、子ども自身の問題にすり替えていただけで、実は自分自身が自責の念に囚われていたのだと痛感させられた今回の水疱瘡でした。

 

水疱瘡は、風疹やおたふく風邪などと違って、熱が下がっても経過をしばらく要します。息子の場合は跡が完治するまでまだまだ時間はかかりそうですが、一生に一度の水疱瘡、悔いることなく経過を注視していきたいと思っています。